最初に目に入ってきたものは、私たちに大きなインパクトを与えます。
心理学では、これを「初頭効果」と呼んでいます。「最初が肝心」とはよく言ったもので、メールを書くときには、最初に目に飛び込んでくる「件名」がものすごく大きな影響力を持っていることを肝に銘じなければなりません。
では、「件名」が重要であるとして、どんなことを心がけて件名を決めればよいのでしょうか。
心理学的にアドバイスすると、他の人たちがつけないような件名がよいでしょう。一風変わった件名のほうが「おや?」と相手の気を引くことができますから。
見出しは面白いほういい
記事もメールも同じ
参考になるのが「東京スポーツ」(東スポと略されます)の見出し。
東スポは、非常にインパクトのある、とても面白い見出しをつけることで有名です。「宇宙人のミイラ」「妖精15センチおじさん」「ネッシー生け捕り」など……他の新聞の見出しとはまったく違いますよね。
こういう、一風変わった件名をつければ、どんな人でも興味を惹かれるでしょうし、メールを開いて中身を確認したくなるのではないかと思われます。私たちは、変わった見出しが大好きですから。
米インディアナ大学のアニー・ラングは、実験参加者にコンピュータのモニターで32個のウェブ記事を読んでもらい、どの記事の見出しをよく覚えているのかを確認してみました(※1)。すると、異質な見出しを覚えているのが86%、ごくありきたりな見出しを覚えているのが77%という結果になりました。異質な見出しには興味を持ちますし、その内容もしっかりと記憶してもらえるのです。
たとえば、「納期の遅れについてのお詫び」という、ごく普通の件名ですと相手に読んでもらえない可能性がありますが、たとえば「人生初の土下座」という件名だったら、どうでしょう。「いったい何だろう?」と思って、メールを開いて確認しようとするのではないでしょうか。
もちろん、本文では納期の遅れをしっかり説明して「人生で初めての土下座をしてお詫びしたいほど反省しております」という文章を載せておけば、「ああ、なるほど、件名はそういう意味か」と相手に納得してもらえるはずです。







