「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの小川晶子さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)
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電話番号を覚えなくなった
小学生になると、登下校や近所での遊びなど一人で行動することが増える。
何かあったときのために親や学校の連絡先は覚えさせておいたほうが安心だ。自分が子どもだった頃は、当然のようにいくつかの電話番号を覚えたものだ。
しかし、いまはスマホがあれば電話番号を覚える必要がないため、私もすっかり人の電話番号を覚えなくなってしまった。子どもにも、電話番号を覚えさせる意識が薄く、我が家の小学生は低学年のあいだ、私の携帯番号を覚えていなかった。
語呂合わせがピンとこない
小学校高学年の息子(まだスマホは持たせていない)に、学校の電話番号を知っているか聞いたら知らないという。
そこで、覚えやすいように語呂合わせを伝えたところ、「どうしてそういう語呂合わせになるの?」と、あまりピンときていないようだった。
たとえば、「082」を「オヤツ」と読むような例がピンとこない。語呂合わせに慣れていないためだ。
「ゼロをオと読むのはなぜ? 8がヤはわかるけど…」というような感じ。
数字を語呂合わせで覚える経験が足りていないことにはじめて気づいた。教えてあげると「なるほど、確かに覚えやすいね」と言っていた。
記憶法を学ぶチャンス
電話番号の覚え方の話になったのは、この本を見たからだ。
小学校入学前後に知っておきたい93のルールを紹介している『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』。「かぞくのでんわばんごうをおぼえよう」というページには、いろいろな覚え方が示されている。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・リズムや うたに して おぼえよう。
・かみに かいて あちこちに はって おぼえよう。
・おもてに ヒント うらに でんわばんごうを かいた カードで おぼえよう。
・でんわばんごうを おぼえたら ためしに かけてみよう。
家族の電話番号を覚えるのは、安全のための基本だという意味もあるが、「情報の記憶の仕方」を知るという意味もある。
「おうちの方へ」には「自分で重要な情報を記憶して管理するという意味で、教育的効果も期待できるでしょう」と書かれている。
数字なら語呂合わせもその一つ。ここに紹介されている覚え方は、電話番号以外にも覚えたいことがあるときに有効だ。
家族の電話番号を覚えることを機会に、小さいうちからこうした記憶法に親しむことで、子どもの学ぶ力を育てることにもつながるだろう。









