抱き合って仲直り

朝ドラオーディションでまさかのバレーボール→“大失敗”の新人俳優・夏目透羽が役をつかみ取ったワケ〈ばけばけ第99回〉

 おもしろがってばかりはいられない。ここからは道徳的になる。

「心痛い 人、疑う いいことない 思いました」とヘブンが極めてまっとうなことを言う。

「ですね。しかも家族同士で」とトキ。

 結局、みんな、自分じゃないと言い、謎は迷宮入り?

 ヘブンは学校に行き、ストーブにあたっているのかと思ったら、トーストを焼いて食べている。

 焼き網がないから、好物のトーストが家で食べられない。

 同僚の外国人がヘブンの本を読んでいると言い、2冊目を書いている? と聞く。

 でもヘブンは熊本に創作意欲がわかないようだ。

 夕方、ヘブン邸では、買い物かえりのクマが、フミが司之介を責めているのを立ち聞き。

 夫婦げんかが勃発し、トキが仲裁に入る。すると今度はトキが責められて……。

 ヘブンが帰宅して慌てて止める。

「ギスギス マツノケ 違う」とハグ――抱き合って仲直りを奨励するヘブン。

「ちょっとそれはー」とフミ。西洋人じゃないから無理と困惑し、ハグがいやで仲直り。

 トキとフミと司之介が「おしまい」とユニゾン。

「グッド」とヘブン。

 なんだろう、子ども番組の、けんかをやめる方法みたいである。Eテレを見ているような気分になってきた。さすが教育エンタメ「みいつけた!」の作家もやっているふじきみつ彦脚本。

 とりあえず、ギスギスしなくなって、ヘブンはトキを散歩に誘う。

 けわしい山道を登っていくと、熊本の町が見渡せる、見晴らしのいい場所。

 ヘブンは、新たな書籍の題材にも出合えず、家族はギスギスして、心が疲弊しているようで、ここで気持ちを落ち着かせていた。寒いし、トーストも食べられないし、ヘブンにとって熊本は目下、あまりスバラシイ場所ではないようだ。

 散歩から帰宅すると、また厄介なことが待ち受けていた!