抱き合って仲直り

おもしろがってばかりはいられない。ここからは道徳的になる。
「心痛い 人、疑う いいことない 思いました」とヘブンが極めてまっとうなことを言う。
「ですね。しかも家族同士で」とトキ。
結局、みんな、自分じゃないと言い、謎は迷宮入り?
ヘブンは学校に行き、ストーブにあたっているのかと思ったら、トーストを焼いて食べている。
焼き網がないから、好物のトーストが家で食べられない。
同僚の外国人がヘブンの本を読んでいると言い、2冊目を書いている? と聞く。
でもヘブンは熊本に創作意欲がわかないようだ。
夕方、ヘブン邸では、買い物かえりのクマが、フミが司之介を責めているのを立ち聞き。
夫婦げんかが勃発し、トキが仲裁に入る。すると今度はトキが責められて……。
ヘブンが帰宅して慌てて止める。
「ギスギス マツノケ 違う」とハグ――抱き合って仲直りを奨励するヘブン。
「ちょっとそれはー」とフミ。西洋人じゃないから無理と困惑し、ハグがいやで仲直り。
トキとフミと司之介が「おしまい」とユニゾン。
「グッド」とヘブン。
なんだろう、子ども番組の、けんかをやめる方法みたいである。Eテレを見ているような気分になってきた。さすが教育エンタメ「みいつけた!」の作家もやっているふじきみつ彦脚本。
とりあえず、ギスギスしなくなって、ヘブンはトキを散歩に誘う。
けわしい山道を登っていくと、熊本の町が見渡せる、見晴らしのいい場所。
ヘブンは、新たな書籍の題材にも出合えず、家族はギスギスして、心が疲弊しているようで、ここで気持ちを落ち着かせていた。寒いし、トーストも食べられないし、ヘブンにとって熊本は目下、あまりスバラシイ場所ではないようだ。
散歩から帰宅すると、また厄介なことが待ち受けていた!







