ニャカ山T では、ミケ野さんの言い分を覚えていますか?
ポチ川 はい。どうしてもその時間しか客先の都合がつかなかったようです。でもそれなら、せめてアポが取れた時点で僕に相談してくれればよかった。僕に「直行する」と連絡が来たのは、なにせ始業3分前ですからね。無断欠席も同然ですよ!
ニャカ山T なるほど、そういうことですか。やはりミケ野さんは「組織のネコ」のようですね。ポチ川さんは、ミケ野さんから学べることがありそうです。
ポチ川 はい!? 学べることがある? そんなわけないでしょう! 組織のネコだかトラだか知りませんが、会社の伝統的なルールを守らないヤツから学ぶことなどあるわけがない!
ニャカ山T ふむ、かなり凝っているようですね。では、今日のネコトレを始めましょうか。今回のテーマは、「ルールの意味を考える」です。
賞味期限切れのルールが組織をむしばむ
ポチ川 ルールの意味……?
ニャカ山T ポチ川さんは、ルールというものをどのようにとらえていますか?
ポチ川 そんなの決まっているでしょう。守るべきもの、ですよ。
ニャカ山T どんなルールであっても?
ポチ川 当たり前ですよ! 守らなければ罰を受けるのですから。
ニャカ山T では、会社で「このルールはおかしいな」と思ったことはありますか?
ポチ川 そんなの、いくらでもありますよ。
ニャカ山T そうだとしたら、それらは賞味期限が切れたルールかもしれませんね。ルールというのは、それをつくった趣旨や背景とセットで運用することが大切です。ただ漫然と“守るべきもの”として扱っていると、賞味期限が切れたときにおかしなことが起こります。
ポチ川 賞味期限……ですか。
ニャカ山T ちなみに、今回の説明会の資料はどういう形で配付されるのですか?
ポチ川 昔はブ厚いファイルが部署ごとに配付されていましたが、最近は、配付書類は社内のクラウドから自由にダウンロードできるようになっています。今回からは、説明会の録画もアップされるようになりました。
ニャカ山T それなら、説明会に欠席しても後から確認できますよね。
ポチ川 ……。でも、で顔を合わせて士気を高めるとか、コミュニケーションを取る目的だってあると思いますけどねぇ?
ニャカ山T 今、その目的は果たせていますか?
ポチ川 うっ……。みんな黙って業務を始めますけど……。いや、それでも、ルールはルールなのですから……。







