週刊文春が、教団内部文書に高市首相の名前が32回も載っていたと報道。さらに翌週には、旧統一教会の創始者・文鮮明氏が創設した「世界平和連合」が、2019年に4万円(2万円×2名分)のパー券、2012年には、6万円(2万円×3名分)について報じ、しかも高市事務所がお礼状を書いていたのが「旧統一教会との癒着」だとした。
週刊誌というのはどんな高尚な理屈を並べたところで、基本的には「人の不幸で部数を稼ぐ」というビジネスモデルなので、こういうネタが「スクープ」として煽られるのはしょうがない。だが、それよりも罪深いのは、この週刊誌報道をそのままパクって「投票行動」に影響を与えようとした報道機関だ。
「文春によりますと」と野党の党首や幹事長にマイクを向けて批判コメントを引き出す。それで再びニュースを再生産して、評論家やジャーナリストらに「これは大問題。首相は説明責任が求められます」と煽らせる。
そんないわゆる「ご注進報道」によって、たかが週刊誌の“売らんかなネタ”が「高市首相と旧統一教会の癒着」という選挙戦の“争点”へと担ぎ上げられてしまった。実際、厳しい高市批判を展開して注目を集めた、れいわ新選組・大石晃子代表も街頭演説でこのように国民に訴えていた。
「高市さんが唱えている政策というのは、統一教会とベッタリなんですよ」(大石晃子氏のSNSより)
2025年度に受け取った個人献金が約7488万円に上り(新時代政策研究会 代表高市早苗 政治資金収支報告書https://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SS20251128/102460_0120.pdf)、ドトールコーヒー創業者・鳥羽博道氏をはじめ1000万ほどを献金(2024年 自由民主党奈良県第二選挙区支部 代表高市早苗 政治資金収支報告書 https://www.pref.nara.jp/secure/322314/R6_SS59_2.pdf)する支持者もいる高市首相が、およそ10年で10万円のパー券を買った旧統一教会信者に操られなくてはいけない理由はイマイチわからない。だが、とにもかくにも、このような形で「高市首相と旧統一教会の関係」を盛り上げたメディアもあった。
ただ、この理屈で言えば高市首相など足元にも及ばないほどズブズブな政治家がいる。
中道改革連合の代表を辞任した野田佳彦氏である。







