最近の研究では、糖尿病や高血圧といった生活習慣病が、認知症の発症に深く関係していることがわかってきました。だからこそ、是非、あなたにお願いしたいのです。五大栄養素を、バランスよく食べてください。

 炭水化物も、タンパク質も、脂質も、ビタミンも、ミネラルも。どれも、あなたの体と脳を守るために、なくてはならないものなのです。あなたも、まずは食べることを味方にしてみませんか。

 栄養バランスのとれた食生活こそが溌溂と生きるための要なのです。それが、これからも元気に、そしてイキイキと過ごすための第一歩になります。

地中海料理に使われる食材が
生活習慣病と認知症を予防する

 南イタリアやスペイン、ギリシャといった地中海沿岸地域には、元気で長生きを実現している人が多く、その謎を探るべく20世紀後半に多くの研究が行われました。

 その結果として、地中海料理の食品の組み合わせが心臓病や脳卒中、糖尿病、肥満などの生活習慣病の予防と改善、そして認知症の予防にも一役買っていることがわかっています。

 地中海料理といって思い浮かぶのは、パエリアやカルパッチョ、ラタトゥイユなどですが、いずれも牛肉や豚肉より魚介類が多く、野菜がたくさん使われます。

 地中海沿岸地域に住む人たちは平均的に、穀類、ナッツ類、野菜、果物、オリーブオイルは毎日とる。魚、鶏肉、卵、スイーツは週に数回、牛肉や豚肉は月に数回とるというデータがあり、日本でも参考にしてメニューを考えることが推奨されています。

図表:これを食べている。地中海式ダイエットピラミッド同書より転載 拡大画像表示