待機ラウンジではシークレットで
ジュエリー販売や新車説明会を実施
1階のラウンジでは、いかにも富裕層のファッションに身を包んだ家族が、スタッフからマンションの説明をゆるりと聞いていた。バーカウンターには日本の高級ウイスキー「響」や「山崎」が置かれていて、ノンアルコールのモクテルもサービスされている。
よく見ると、奥のスペースでジュエリーの販売会が行われている。この場所ではこうしたシークレット・イベントがよく開かれるそうで、この日は某自動車メーカーの新車説明会も行われていた。公式発表よりも前に、こうしたクローズドな場で紹介することで、有望な潜在顧客を獲得することができるという。
2ベッドルームタイプ175平米
日本の高級タワマンとの違いは?
「ここから住居の一部となります。日本のような共用部はありません」。ラウンジからエレベーターに乗り、モデルルームのある階に到着、ドアが開いた瞬間、担当者が言った。インドネシアの高級マンションは、各部屋が直接エレベーターに接続する仕様で、プライバシー管理が徹底している。
まず、一番狭いという2ベッドルームタイプに通された。白と茶色の統一感のあるデザインで洗練された雰囲気。一番狭いといっても部屋面積はなんと175平米(約53坪)。大きなテレビにソファー、アイランドキッチン、ワインセラーなどが標準装備され、主寝室にはバスタブも付いている。
中でも目を引いたのが、壁に埋め込まれた巨大な冷蔵庫。ドイツの高級ブランド「Gaggenau(ガゲナウ)」で、飲食店の業務用冷蔵庫よりずっと性能が良さそうだ。
日本の高級タワマンとの最大の違いを挙げるなら、メイド用の休憩スペースを備えていることだろう。キッチンの奥に全自動洗濯機が2台置かれ、さらにその奥のスペースに小さなソファーやベッドも置けそうだ。
この部屋タイプだけでも、東京の高級マンションと同等かそれ以上のクオリティだろう。しかし、驚くのはまだ早かった。







