え、そんなに高いの…
冷や汗が止まらない現地の物価

 オーロラツアーは『GetYourGuide』というアプリを使い、保険をかける目的で2回分(滞在初日と滞在3日目)を予約した。ツアー料金は1回あたり約8000円だったので、これだけで約1万6000円が飛んだ。

 オーロラは雨や曇りの日には見ることができない。一応、ツアーが決行されなければ振替日を指定できるのだが、その振替日に予約が空いている保証はない。

 滞在初日に予約していたオーロラツアーは、天候不良によりキャンセル。翌日に振り替えた予約も、天候不良のためキャンセル。願うような気持ちで滞在3日目を迎えた。昼過ぎ頃に「今日はツアーやります!」と書かれたメールが届いたときの安堵感は忘れない。インド旅行をした際に友人がパスポートを紛失→2時間後に空港内の両替所で発見されたとき以上に、ホッとした気持ちが生まれた。

「オーロラを確実に見たいのなら、長期間滞在すればいいじゃないか」「せっかく遠出するのに、4泊という短い期間で行くのはちょっと……」

このような意見もあるだろう。しかし、アイスランドの物価は世界トップクラス。私のような一般人が長期滞在できる国ではないのだ。

 例えば私が宿泊したバス・トイレ共用のゲストハウスは、1泊あたり約2万円。4泊したので宿代だけで8万円が飛んだ。ちなみに6~8人部屋のドミトリールームでも7000円前後。ホテルなら1泊あたり4万~7万円くらい必要になる。

 食費もゾッとするほど高い。お昼に食べた「ラム肉のステーキ」は単品で7000円くらいした。外食は日本の2〜3倍以上は覚悟したほうがいい。私は滞在中、レストランで外食したのは2回のみ。夜はスーパーで買ったパスタや缶詰など、ゲストハウスのキッチンで自炊。節約重視の食事を心掛けていた。

アイスランドでの自炊の様子夜ご飯は毎回自炊だったが、これはこれで楽しい(提供=筆者)

 ここにWi-Fi料金6000円。空港~市内の往復バスが約1万円。市内~温泉の往復バスが約6000円。温泉の入場料は約1万4000円。食費や観光代などが加わり、結局ぜんぶで30万円ほどのお金が飛んだ。

「まとまったお金が飛んでしまうことには抵抗感があるけど、オーロラを見られるなら仕方ない!」「人生で一番大切なのは思い出をつくることだ、ってベストセラー書籍『DIE WITH ZERO』にも書いてあった!」と前向きに考えながら、私は21時過ぎ、オーロラツアーに参加するため観光バスの中へ……。