実はクルマはアナだらけ

永:あとは孔(あな)ですね。クルマのボディーやフレームにはたくさんの孔が開いています。もちろん軽量化のためで、僕らはこの孔を「軽減孔」と呼んでいます。

F:昔のレーシングカーのステアリングのスポーク部分に開ける孔みたいな。

永:そうですそうです。まさにあれ。クルマにはあれと同じような孔が、そこら中に空いているんです。ご存じない方が多いかもしれませんが、クルマって孔だらけなんですよ。

F:実はクルマは孔だらけ(笑)。

坂:クルマは孔だらけです。だから水に落ちると沈むんです。孔がなければずっと浮いていますよ。容積からすればクルマはすごく軽いので。

F:そういえば船会社の人が、「クルマなんて鉱物や穀物に比べたら空気を運んでいるようなものだ」と言っていました。

坂:そうでしょうね。船の貨物からしたらものすごく軽い部類でしょうね。エンジンや変速機はそれなりに重くても、人が乗るキャビンなんて、がらんどうですからね。

 で、この軽減孔。ここから音が入ってくる。ですからこいつを塞ぐんです。

F:せっかく空けた孔をまたコツコツと塞いでいくと。

坂:いえ、コツコツとはやりません。やはり音の入りやすい場所というのがあるんです。そこを狙って塞いでいきます。

F:音を抑えて足の動きもスムースにして、かくして極上の乗り心地の出来上がり、と。売れ行きはいかがですか?

「見えルークス」のCMも好評

坂:お陰様で好調です。「見えルークス」のCM効果も非常に高い。あのCM、11月度の好感度ランキング自動車業界1位ですからね。やっぱりルークスの名前を知ってもらわないと話にならないのでCMは大切です。

F:軽のスーパーハイトワゴンは、絶対王者N-BOXを筆頭に、ダイハツのタントとスズキのスペーシアがやっぱり強いですからね。

坂:はい。やはりあの3車は強い。3強の牙城はなかなか崩せない。