軽自動車なのにとても静かな理由
坂:フェルさんに乗り心地を褒めていただきましたが、クルマの“乗り心地”には様々な要素が複雑に絡み合っています。その1つが「オトシン(音振)」です。ええ、音と振動。今回のルークスは、遮音にも相当気をつかっています。
F:確かに、ものすごく静かでした。いわゆる“軽っぽい”ビービーと響く音がしない。制振材、遮音材を入れまくっているのですか?
坂:そうすると、どんどん重くなってしまいます。ですから適材適所に配置します。
まずはフロントガラス。ここに遮音ガラスを採用しています。これが大きい。軽自動車でこれを採用しているクルマは非常に少ないと思います。
Photo by A.T.
F:N-BOXとかはどうですか?あれは使っていそうですよね。
永:ホンダさんですか?N-BOXでは使っていないと思います。Nシリーズでは確か、N-ONEだけが使っていると思います。
F:軽以外の日産のクルマではどうですか? ほとんどのクルマで使っていますか?
坂:いえ。ほとんどではないです。エクストレイルから上のクルマとか、そんな感じです。結構上の方のクルマで使うイメージです。ガラスとガラスの間のフィルム層に、遮音性能の高い素材を挟み込む構造です。使うのはフロントガラスだけで、リアとサイドには使いません。使ってもそれほどの効果が期待できないからです。フロントにはエンジンがあるし、走行風も受けますから、やっぱり音が出やすいんです。横や後ろは、それほど気にしなくても良い。
F:なるほど。まさしく適材適所。







