軽自動車の多くは「モータース」で購入される
永:基本的に日産はディーラーだけですが、他社さんはモータースの強みがあるので。軽自動車のお客様の多くは、モータースで買われるので。
F:モータースって何ですか?
広報伊藤(以下、伊):業販店のことです。整備工場と一緒になったような町の業販店です。
地方に行くと、家の近くに「ヤマグチモータース」みたいな、地域に密着した業販店がたくさんあるんです。スズキのクルマでもダイハツのクルマでも、同じ店で買える。そして親の代から何十年も付き合いがある、というお客様がたくさん付いているんです。そういう店にお客様が足を運んで、「ウチの娘が役所に就職したから、何かおすすめなのを1台ちょうだい」「おお○○ちゃんが就職ですか。もうそんな年かぁ。それなら最初はコレが良いんじゃない?」みたいな感じで売るんですよ。私は前職でそういう業販店の営業を何年もやっていたので、その感覚がよく分かります。残念ながら日産にはそのチャネルがない。
F:なるほど。軽自動車ならではの特殊事情なんだ。
伊:ですが我々には、もともとの日産のお客様という大切な資産があります。例えばセレナからダウンサイジングでルークスをご案内するとか、そんな売り方は業販店ではできませんからね。
F:良いですね。実に面白い。
そうそう。最後にひとつ大事なことを伺います。
今回三菱のデリカミニと日産のルークスという兄弟車を連続で取材したのですが、デリカミニは今や、三菱の国内販売の3分の1を担う金看板にまで成長しました。
左が三菱自動車「デリカミニ」(4WDモデル)、右が日産「ルークス」(FFモデル)
坂:はい。すごいですよね。







