「ムーンショット」とは、月にロケットを打ち上げる計画のように、とても難しい挑戦的な目標のことを指します。「10X」は10倍の成長や成果を意味する言葉ですが、桁違いの「驚異的な」という意味合いを持つ言葉として、Googleでは頻繁に使われています。
Googleでは「どうすれば『圧倒的な成果』が生み出せるのか」という問いに常に向き合いながら、これまでの枠組みにとらわれない発想で、桁違いのイノベーションを起こすことが、日常の仕事として期待されています。
エンパワメント型マネジャーは
メンバーと議論し一緒に進んでいく「伴走者」
Googleが実践しているような、チームが最大限の成果を生み出せるよう環境を整え、部下を支援し、ともに学び成長を促すようなマネジャーのことを、本記事では「エンパワメント型マネジャー」と呼びます。
また、チームメンバーが自律的に動ける環境と仕組みを整えることを「エンパワメント※」と定義します。
Googleが実践するエンパワメント型マネジャーは、「指示する存在」ではなく、メンバーとともに議論を重ねながら一緒に進んでいく「伴走者」のような存在です。
従来の管理型マネジャーの手法として、自分だけが重要な情報を握り、情報格差を利用して組織をコントロールすることがあります。
Googleでは、そのようなマネジメント手法は通用しません。一部の機密性の高いものを除き、社内の情報は透明性を持って共有されており、そうあるべきという認識があります。したがって、上司が意図的に情報を隠したり歪めて伝えたりしたことがわかれば、たちまち部下の信頼を失うことになります。
また、指示出しはするものの、「あとは自分でやってください、できなかったらあなたの責任です」というように、自分は管理職然として動かないというマネジャースタイルも通用しません。
※エンパワメント(Empowerment):「力(権限)を与える」という意味で、もともとは1980年代に女性の権利獲得運動から広まった言葉。







