2026年2月のスピーチに見る「格調高い英語」
実例として、2026年2月23日に「第3回日・太平洋島嶼国国防大臣会合」で行った英語スピーチを見てみましょう。
なめらかに読んでいることから、反復練習の成果が伺えます。こういった場での英語が国際舞台での評価にも直結しますから、非常に重要なことです。
I sincerely hope that this JPIDD will serve as a platform where we stand united in our unwavering commitment to peace, and where we reaffirm that attempts to change the status quo by force must never be tolerated. Thank you very much.
※筆者の文字起こしなので、一部異なる場合があります。
※筆者の文字起こしなので、一部異なる場合があります。
この英語は非常に格調高く、スピーチの締めとしても洗練されています。
また、小泉氏のこれまでの英語の伝え方ではノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)が優れています。「流暢性が高い点」に加えて、「堂々としている点」「アイコンタクトを取って話している点」などは大いに国際舞台でも評価されることでしょう。着席時にジャケットのボタンをあけ、立ち上がる時に閉めるなどの振る舞いも礼儀作法がしっかりしており、こういった点も高評価です。スピーチ以外の場におけるスモールトークも、日本の歴代政治家の中でも得意な方だと考えられます。
内容と伝え方は、表裏一体です。内容を正確に伝えるためにも「伝わりやすさ」を意識すべきですし、内容があることを示すことで、いっそう耳を傾けてもらえるともいえます。
SNSでバズったアドリブ英語を分析する
最近、「アドリブの英語」を披露する場面も増えています。例えば、中国の外交姿勢に対する日本のスタンスについて述べた次の発言は、SNSで大きく拡散しました。
Even though we have differences, we have disagreements, Japan's stance is very clear. So I like to send this message to the Chinese side that we are always welcome to the dialogue.
この英語はおそらく小泉氏のリアルな英語力が出ているところです。前述した「スクリプト英語」と異なり、アドリブの英語には話者の実力が如実に表れやすいものです。絶賛されており、事実、非常に多くの好意的なコメントがついているのですが、ここで少し分析してみようと思います。







