写真はイメージです Photo:PIXTA
若者を中心に広がる“レトロブーム”。純喫茶やフィルムカメラに続き、いまひそかに注目を集めているのが「平屋」だ。縁側や庭のある暮らし、ワンフロアで完結する生活動線はどこか懐かしく、ぬくもりのある住まいとして人気が再燃している。しかし、実際に平屋を建てるとなると、費用はどれくらいかかるのか。土地代が高騰する都市部でも現実的な選択肢となり得るのか。ブームの実態と、気になるコスト事情を探った。(清談社 穂村小麦)
平屋ブームはなぜ起こった?
どんな人が住んでいるのか
「平屋」と聞いて、市営住宅を思い浮かべる人も少なくないだろう。だが近年、平屋のイメージは変わりつつある。平屋暮らしを描いた漫画『ひらやすみ』がNHKでドラマ化されたこともあり、若者の間では“おしゃれな住まい”の選択肢として受け入れられ始めている。実際、国土交通省の統計によると、平家の着工件数は2014年時点で3万2827件だったが、2024年には6万1338件にまで増加している。
「日本人のDNA的に平屋が好きなんだと思います。古民家カフェや沖縄のそば屋をイメージして、住んでみたいと憧れを抱く人は多いです」
そう話すのは横浜市内の物件を扱う不動産会社、フロックスエステートの代表取締役・竹之内統氏だ。竹之内氏いわく、コロナ禍でのリモートワークの普及により、都内から地方へ移り住む人が増えたことも平屋人気に関係しているという。
「平屋に住む上で特に人気のあるエリアは鎌倉や葉山です。都内より自然が多く海も近いので、平屋を建てる文化も根付いています。住む側の傾向としては、せっかくならおしゃれな平屋に住みたいと希望する人が多いです」







