大谷は、スタッドキャストが「ハードヒット(強烈な一打)」と認める打球速度95マイル以上を3度記録していた――第1戦で内野ゴロを打った際に記録した99.8マイル、そして第2戦で放った115.2マイルのライトへのライナーと98マイルのタイムリーヒットだ。

 ロバーツ監督は第3戦へ向かうに当たり、大谷がいい状態に向かっていると断言した。

『SHO-TIME 4.0 大谷翔平 二刀流復活と連覇の軌跡』書影SHO-TIME 4.0 大谷翔平 二刀流復活と連覇の軌跡』(ビル・プランケット、徳間書店)

 ブリュワーズのパット・マーフィー監督は、第1戦で大谷を二度申告敬遠したが、たとえ大谷が統計上は不振に見えたとしても、それで攻略法を変えるつもりはないと強調した。

「オオタニは危険そのものだ。われわれとしても細心の注意を払いつつ、徹底的に厳しく攻めていくことになる。そして、可能な限りいつでも左投手を送り込むことになる。4試合か5試合か、あちらが不調に見えたとしても、それだけでは『なんだ、安全パイだな』とは到底言えないんだ。ああいう選手は一瞬にして本調子を取り戻し、いきなり大ホームランなんてことも珍しくない。いきなり目覚めて、結果が変わってしまうんだよ。

 私が知るオオタニとは、昨日、強烈なライナーを打ってヒットも打った男だ。よく数えてはいないが、われわれは100回くらいあの選手を歩かせたかもしれない。それでも、今のオオタニを不振だとはまったく思っていないんだ」

 大谷は第3戦の初打席で早速、三塁打を放ち、ドジャースが3-0とリードするうえで大きな役割を果たした。