だが、今後のリハビリに関しては、まだいくつもの段階を踏むことが必要だった――実戦形式で打者と対戦するライブBPという段階がいちばん大きなヤマとされていたが、この調子だと6月復帰どころか、7月の復帰も難しい様相になっていた。
「ブルペンでの投球もいつも順調にできていますし、試合も毎日出られていますから気分は上々ですよ」
大谷が4月に明言した。
「ライブBPにも入れるようになったら、僕の体調がよりはっきりわかるようになると思います」
大谷翔平がどうしても
二刀流を続けたい理由
二度目のトミー・ジョン手術後に復帰してから、大谷は何度も「慎重かつ考慮に考慮を重ねつつ」リハビリを前に進めていくことの重要性を強調し続けた。
『SHO-TIME 4.0 大谷翔平 二刀流復活と連覇の軌跡』(ビル・プランケット、徳間書店)
二刀流選手であるゆえに、大谷にかかる肉体的負担はどうしても過重になる。打者としてやらなければならないことと、投手としてやらなければならないことはどうしても増えてくる。
あるとき、「なぜ、どうしても両方をやりたいのか」と彼に質問したことがある。
「なぜ、僕が二刀流を続けているかというと、それが僕であり、それこそ僕にできることだからです」
というのが大谷の答えだった。
「そして同時に、チームが僕に求めていることだからです。それが、僕が二刀流をずっと今も続けている理由です」







