「働き続けられるか不安…」
社員の声をふまえて具体的な施策を

木名瀬 介護支援策については、社員の実態を把握した上で、2014年より、女性活躍推進をはじめとするダイバーシティに関する意識調査を全社で行ってきました。16年に仕事と介護の両立に関連する設問を追加したところ、「5年以内に介護に直面する可能性が高い」と回答した社員が全体の4分の1、「介護に直面したら働き続けていけるか不安」という回答が6割に上りました。

 多様な人財が最大限、力を発揮できるよう「Work SMART」の取組みを進めていたものの、社員の生の声をふまえ、仕事と介護の両立支援をより具体的に進める必要があると認識して、2017年から各施策を展開してきました(下図)。

「介護コミュニティ」「管理職研修」…徹底的な実態調査で生まれた“社員に寄り添う”介護施策とは【アフラック】資料提供/アフラック生命保険
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――仕事と介護の両立支援制度について、具体的に教えてください。

川中 「アフラックWork SMART」は、役職や職種にかかわらず、「時間」と「場所」にとらわれない働き方を目指し、15年に始まったものです。全社員がコアタイムなしのフレックスタイム制度(7時~22時)を利用でき、勤務中の中抜けも可能です。在宅勤務も、対象者や回数に制限はありません。

 これらの制度を利用することにより、介護休職(介護休業)や介護休暇を取得しなくても、仕事と介護を両立できる社員もいます。

 さらに、法定の介護休暇(対象家族1人につき年間5日、2人以上の場合は年間10日)に加えて、当社独自の「ストック介護休暇」を設けています。未取得のまま2年を経過して失効した年次有給休暇を「ストック休暇」として積み立て、リフレッシュ・介護・育児等を目的に最大60日まで利用できます。「ストック介護休暇」は、連続10日以上の介護が必要な場合、有給扱いで取得することができます。

 介護休職(介護休業)は、法定の日数(対象家族1人につき通算93日)を上回る通算365日を上限に設定し、3回まで分割して取得することが可能です。

「短時間勤務制度」では、介護目的の場合、初回利用開始日から3年間、要介護状態の家族1人ごとに何度でも利用できます。勤務時間は4パターンから選択することが可能です。所定時間外労働の制限・免除は法定通りに対応しています。