筆者が外国人労働者の
受け入れ拡大に反対する理由

 こういう「日本経済の現実」は企業などで少しでも働いたことのある社会人には「亀田製菓は中国産を使っている反日企業だ!こんなもん不買だ!」というSNS上の呼びかけが、まったく心に響かない。

 かなり辛口なことを言わせていただいたが、このような厳しい指摘をさせていただいたのには理由がある。

 愛国心あふれる人たちにこれまでのような感情的に「外国人だらけなんて許せない!」「あの売国企業をぶっ潰せ」とか社会の理解を得られない抗議スタイルではなく、日本全体の利益になるような視点で声を上げるようになっていただきたいからだ。

 なんてことを言うと、「はいはい、人手不足解消のためには移民をじゃんじゃん入れろとかいう輩(やから)だな」と思われるかもしれないが、そうではない。

 筆者は2018年に安倍政権が成長戦略として「外国人材の受け入れ拡大」を掲げて入管法改正をしたときから一貫として、外国人労働者を増やしていくことには反対している。詳しくは以下の記事をお読みいただきたい。

 外国人材法案はブラック業界を助長し日本に新たな人権問題を生む(ダイヤモンド・オンライン)
 外国人労働者の「輸入」が日本社会に100年の禍根を残す理由(ダイヤモンド・オンライン)

 なぜ反対をしているのかというと理由は主に以下の3つだ。

1.人手不足が解消されても低賃金が固定化されて結局、経済が停滞する
2.「日本人と同等の待遇ではない」ことに不満を抱く外国人が「アウトロー」になる
3.外国人を「労働力」としか見ていないので過去と同じ人権問題が繰り返される

続く【後編】では、安価な「労働力の輸入」に依存し続ける日本経済の「不都合な真実」と、この国に100年の禍根を残す破滅的リスクの全貌を徹底解剖します。
 

▶︎ 後編はこちら:「外国人をドンドン受け入れろ!」が引き起こす、最低最悪な3つの悲劇