反対に言えば、「この子は扱いやすいな」と上司や先輩に思ってもらい、かわいがってもらうのは、処世術として有効なわけです。
「あいつはいい奴だ」という評価を得られれば、その評判が社内に伝播します。この状態をつくれれば、高評価の好循環を得ることができるでしょう。
会社あるいは組織というものは、個々人の自己表現の場ではありません。もちろん、常に自分を押し殺す必要もありませんが、誰もが勝手気ままに振る舞って良いわけでもないのです。
これは、若手社員に限りません。中堅社員も管理職も、そして経営者でさえも、組織に所属する以上は、一定程度の「建前」を持って活動しています。
当たり前ですが、仕事の利害関係者には社内だけでなく、社外のお客さまや取引先も含まれますので、そうした人たちの意向を完全に無視して、我を通し続けるのは現実的な選択とは言えません。
つまりこれは、決して「若手だから会社の言うことを聞け」というお話ではなく、「組織人だから会社の方針とは足並みを揃えよう」という話なのです。
もちろん、会社の方向性と、自分の価値観が全く合わない、というケースもあると思います。
あるいは「都合のいい奴」として、理不尽な扱いを受けることもあるでしょう。
そうした状況であれば、無理に耐え忍ぶべきだとは思いません。
社内異動を申し出るなり、転職するなり、いろいろな選択肢があります。
ただ、社内異動の場合には、「良い評判があるかどうか」は極めて重要です。悪い評価・悪い評判の人には、引き取り手となる部署が現れないのですから。
周囲から評判がいい人が
「絶対に断らない仕事」の特徴とは?
会社の方針、上司の言うことを「基本的に」聞いていれば、会社は「良い社員」としてその人を認識します。
もちろん、理不尽な無理難題は断れば良いのですが
・急ぎの仕事が入ったから、急遽、これから2時間残業して手伝ってほしい
・お客さんの要望で、週末に出社対応する人員が必要になった。申し訳ないが、予定を調整して対応してくれないか
・炎上しているプロジェクトで人手が必要になっている。来週からしばらく、そっちのプロジェクトに参画してほしい
というような話については、よほどの事情がなければ、受けておくのが無難です。







