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不安や怒りを抱えているとき、どうしたらマイナスな感情を消すことができるのだろうか。精神科医である著者が自身の経験を踏まえ、いつでも上機嫌でいられるコツを解説する。※本稿は、精神科医の和田秀樹『なぜあの人はいつも上機嫌なのか』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。
“逃げ”の気晴らしは
イヤな感情を長引かせるだけ
理屈では感情を操作することはできない。ということは、イライラや不安などの悪感情から「逃げる」ための「理由」をつけて気晴らしをしても、イライラや不安は解消しないということです。
「ずっとイライラして仕事が手につかない。こういうときはさっさと切り上げてお酒でも飲もう。明日から集中すればいいんだ」
いかにもいい対処法のようですが、イライラした気分でお酒を飲んでも楽しく酔えるはずはなく、もともといい気分ではないので同僚とつまらないことでいい争ったりして、よけいに気分が悪くなることもあります。すると翌日はまたその気分の悪さを引きずってしまうなど、最悪の行動になることもあります。
「明日のプレゼンの準備に不安があるけど、あれこれ考えたってもう遅い。家に帰って映画でも観よう」
頭のなかから不安を取り除くには、何かべつのことに気を奪われたほうがいいこともありますからこれも一見、正解のようです。
ところが映画を観ていてもチラチラと明日のプレゼンのことが気になります。ビジネスパーソンの登場する映画なんか観てしまうとますます思い出します。すると、気を紛らすどころかかえって不安になってきます。







