「あんな準備でほんとうに大丈夫なんだろうか。突っ込まれたら答えられないことがいくらでもあるじゃないか」
結局、気になって眠りが浅く、翌日は早朝出勤して、時間がない中でプレゼンのチェックをします。「こんなことなら昨日のうちにもっと準備を徹底させるんだった」と後悔することになります。
気晴らしがもし、怒りや不安といった感情の乱れを忘れるためだとしたら、それは結局、こだわっているということです。こだわりも感情ですから、理屈で説得したつもりでも全然、納得していないのです。
いつも通りの暮らしを実行すれば
イヤな感情は消えていく
では、怒りや不安を消すためにはどうすればいいのでしょうか。
怒りや不安を消すひとつの方法は、当たり前の暮らし、いつも通りの暮らしを実行することです。
ちょっと変ないい方ですが、仕事や職場の人間関係で生まれたイヤな感情は、私生活をきちんと実行することでほとんど消えてしまうのです。
たとえばイライラして仕事が手につかない一日だとしたら、早めに帰宅して好きな料理をつくってみたり、部屋を片づけてスッキリさせ、好きな作家の本でも読むようなことです。家族がいるなら妻や夫、子どもたちとその日の出来事を話し合ったり、ゆっくりと食事を楽しむようなことです。
そういう時間をもつことができれば、自分の感情に対して安心感が生まれます。
あっち(仕事や職場)のことはこっち(私生活)と関係ないし、あっちがダメでもこっちがちゃんとできるなら「まだまだ大丈夫」という気持ちになるからです。
気晴らしが、もし、いつも通りの安定した生活からも逃げてしまうようなことなら安心感は生まれません。
「お酒でも飲もう」と思っても、それはイヤな感情から逃れるためだったら、安心感は生まれてきません。結局、イヤな感情にこだわっていることになるからです。
大事なのは「いい感情」をつくることです。イヤな感情を忘れるために何かに頼らなくても、「いい感情」を自分からつくり出せばイヤな感情は自然に消えていくのです。







