決断を「自分のまな板」にのせてみよう

では、具体的にどうすればいいのでしょうか? 私たちは日々、小さなことから大きなことまで決断を繰り返して生きています。何かを決める時、一度立ち止まって「自分はこれに納得しているかな?」と考えてみてください。私はこれを「自分のまな板に載せる」と表現しています。

自分のまな板に載せてみて、「納得している」と思えばそのまま進めばいいですし、「納得していないな」と思えば「なぜだろう?」「どうすれば納得できるかな?」と一度保留にしたり、形を変えたりしてみましょう。しっかり腑に落ちるまで調理してから物事を進める。この癖をつけるだけで、ぐっと自分軸に近づくことができます。

嫌なこと=やってはいけない、ではない

ここでよくある誤解ですが、「自分軸=自分の嫌いなことや苦手なことは一切やらない」という意味ではありません。たとえば、友人から手伝いを頼まれて「気乗りしないな」と思ったとします。でも、自分のまな板に載せて考えてみた結果、「以前助けてもらった恩があるし、これで彼が助かるなら、まあ納得してやっていること」になります。

勉強も同じです。やりたくなくても「今年いっぱいは受験に向けて遊ばずに勉強する」と自分で納得できているなら、それは自分軸での行動です。大切なのは、「自分自身がちゃんと納得できるところまで考え、腑に落ちているか」ということです。

結局のところ、すべては「自分軸」のお話です。自分を裁く「脳内裁判」を開きがちな人は、今すぐやめて、自分が納得できる生き方にシフトしていきましょう。