◆自分をVIP待遇にする最高のアクティブ休息
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)

【精神科医Tomyが教える】休日にやってはいけないNG行動・ワースト1Photo: Adobe Stock

自分自身を「VIP待遇」でもてなす

私が今日お伝えしたいのは、週に1回程度は「自分自身をVIP待遇でもてなしてあげてほしい」ということです。毎週が難しければ、月に1回でも構いません。「この日は自分のための日だ」と決めて、気合いを入れて自分にご褒美をあげてみてください。

お疲れ気味の方を見ていると、自分自身をもてなす技術があまり上手ではないように感じます。「自分をもてなす」とは、何をすれば自分が快適になるのかをしっかりと把握し、それを実行に移すということです。

ファーストクラスの客室乗務員のように

イメージとしては、ファーストクラスの客室乗務員(キャビンアテンダント)です。客室乗務員は、乗客全員に同じサービスを提供するわけではありません。お客様の様子を伺い、情報を持った上で、その方が一番喜ぶおもてなしをします。

ずっと眠っている方もいれば、シャンパンとキャビアを楽しみたい方、おしゃべりを楽しみたい方など、その人それぞれに合ったVIP対応をするわけです。自分のために自分をVIP扱いするのですから、自分が喜ぶことをしなければ意味がありません。つまり、自分のことを自分が一番よく理解している必要があります。

漫然とした休みから「アクティブな休息」へ

しかし、意外と自分の喜ぶことを分かっていない方が多いものです。「休みの日は、とりあえず朝から一日中ゴロゴロしている」という方もいるでしょう。そして、ゴロゴロしてしまったことで「一日を無駄にしてしまった」と自己嫌悪に陥り、かえって別の疲れを生み出してしまうこともあります。

そういう方こそ、自分が何をすれば楽になるのか、喜ぶのかを普段からリストアップしておき、すぐに頭に浮かぶようにしておくことが大切です。なんとなく休むのではなく、意識的に「アクティブに自分を休ませる」という感覚を持ちましょう。

人によって違う「最高のおもてなし」

では、具体的に何をすればいいのでしょうか? それは本当に人それぞれです。私の場合、週末は朝の公式LINEやYouTubeの更新をお休みし、仕事のメール対応も基本的にはしません。X(旧Twitter)で少し遊ぶ程度にとどめています。

仕事のことを考えない時間を作り、パートナーとビュッフェや温泉に行くなど、自分の時間に専念することが、私にとってのとっておきのおもてなしです。ある人にとっては、最新のおしゃれなサウナに一日中引きこもることが至福かもしれませんし、買い物に行くこと、漫画喫茶で一日過ごすこと、カラオケを歌い続けることかもしれません。

あるいは、奮発して美味しいお寿司を食べに行くことや、図書館にこもって静かに過ごすのが好きな方もいるでしょう。自分にとって最高の環境を作ってあげることが重要です。

「気にしない時間」を意識的につくる

最後にもう一つ、おすすめの方法があります。それは、先ほど私の例でも挙げた「仕事などをしなくてもいい時間を丸一日作る」ということです。真面目な方ほど、休みの日に仕事の連絡が気になったり、進行状況を確認したくなったりするものです。

しかし、人間のストレスの多くは「気にする」ことから生まれます。気にするのは、頭の中に気になって仕方がないことがたくさんあるからでしょう。だからこそ、仕事などの気がかりなことを「全くやらない・気にしない日」をあえて作ることが、自分をVIP待遇する上で非常に大切な要素になります。

ぜひ皆さんも、自分をもてなし、アクティブに休ませる方法を考えてみてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。