小林:正解。借りるほうからすれば、金利は低ければ低いほどいい金利です。金利が低ければ、その分返すお金は少なくなりますからね。反対に、貸すほうからすれば、金利が低いと返ってくる額が小さくなるので「低い金利=悪い金利」となります。
梅田:たしかに、借りる側と貸す側で、金利に対するとらえ方は真逆になりますね。
小林:では、梅田さんがお金を貸す場合。いい金利というと、高い金利か低い金利、どちらですか?
梅田:僕が貸す立場だったら、金利が多くついたほうが返してもらう金額が増える……ということは「高い金利」?
小林:その通り。このような二面性をもつことこそ金利の本質なんです。
(*本稿では原則「利子=払うもの」「利息=もらうもの」として記載)
銀行にお金を預けるのは
安全のためだけではない
梅田:でも、僕は金利をつけてお金を貸したことなんてないですし、これからもきっと起こらないですよ。人に貸せるほどのお金持ちでもないし。
小林:いえ、梅田さんは今までもお金を貸してきたはずですよ。だって、1つくらい銀行に口座を持っていて、そこにお金を預けているでしょう?それって、銀行に「貸している」ことと同じ。だって、銀行に預けたお金には、必ず金利をつけてもらっているんですから。
梅田:えっ、金利、ついていたんですか!
小林:はい。じゃないと銀行に自分のお金を預けるメリットはありませんよね。
梅田:そ、そうなんですか……ね?
小林:まあ、預けたほうが安全、という理由もありますが。
梅田:……(それしかないと思ってた)
小林:とにかくまとめると、梅田さんが銀行からお金を借りるときは金利が低いほうがいい。梅田さんが銀行にお金を貸す、つまり預けるときは金利が高いほうがいい……ということになります。ただし、これはあくまで理論上の話。「銀行に預けるだけで得」できたのは過去の話で、近年は、銀行に預けたときにつけてもらえる金利は低めになっているんです。
梅田:預けたときの金利が低いって、いったいどれくらいですか?ついていることすら知らなかったのに聞くのもあれですが……







