子どもの「やり抜く力」と「コミュ力」を育てる〈コスパ最強〉の方法7選写真はイメージです Photo:PIXTA

お金をかけなくても、子どもに良い教育はできます。やり抜く力や自制心、協調性やコミュニケーション能力などを育むために、今すぐ予算0円で始められる7つの方法を紹介します。(非認知能力開発塾Five Keys代表 井上顕滋)

お金をかけなくても良い教育はできる

 子どもの長期休みになると近年、話題になるのが「体験格差」です。家庭の経済力や環境の違いで、旅行や習い事など学校外での活動に大きな差が生まれる状況を指します。

 主に世帯収入が低い家庭で、やりたい体験ができない子どもが増えており、自己肯定感の低下や学力・将来の収入格差(貧困の連鎖)につながる可能性が指摘される社会問題です。

「周りの子は旅行に行っているのに、うちは……」と胸を痛める親御さんもいるかもしれません。筆者のもとにも実際、そうした悲痛な相談が届きます。

 しかし、あえて断言します。お金をかけなくても「子どもにとって意味のある良い体験」はできます。体験格差という言葉に振り回されたり、落ち込んだりする必要は全くありません。

 AI(人工知能)が人間の仕事を代替していくこの先、子どもが生き抜くのに本当に必要な能力は、IQやテストの点数(認知能力)だけでは測れません。やり抜く力や自制心、協調性やコミュニケーション能力など数値化しにくいスキル(非認知能力)がいっそう重要です。そうした能力開発は、お膳立てされたパッケージではなく、むしろ「不便」「退屈」「工夫が必要な日常」にこそ眠っています。

 具体的に、今すぐお金をかけずに始められる、子どもの内なる能力を育てる7つの方法を紹介しましょう。