荷物新幹線の積載量は
はこビュンの約5倍
実際のオペレーションを見ていこう。通常のはこビュンは、新幹線の業務用スペースに段ボール箱(3辺合計120センチサイズ)を最大40箱程度、毎週金曜日に臨時列車の一部客室を荷物専用として最大200箱程度を搭載し、始発終着駅、主要駅の停車中に積み下ろしをしている。
しかし、荷物新幹線の積載量は最大1000箱程度(最大17.4トン)に達し、駅では対応できないため、積み込みは盛岡、荷下ろしは東京の車両基地で行われ、トラック輸送と直結する。これまでのはこビュンがエキナカや駅近くを目的地とする小口向けサービスだったのに対し、荷物新幹線は市中へ輸送する大口向けのサービスだ。
車内は台車を積載するために、全ての座席を撤去し、滑り止め加工した鉄板で床をフラット化した。床面のガイドレールに沿って並べられた台車は、荷物棚の支柱にかけられたベルトで拘束し、荷崩れを防ぐ。足元には旅客車時代のコンセントがそのまま残されており、業務用クーラーボックスなど冷温管理機器の使用に対応しているという。
車内積載の様子(筆者撮影)
東京駅到着後、荷物新幹線は「やまびこ」と併結したまま車両基地に入区する。列車には20キロの段ボール箱を6箱積載できる台車を1両あたり24台、計7両で1000箱程度を積載し、既存のドアから台車ごと積み降ろしする。荷物は各車両に均等に積み込むのではなく、荷主ごとにまとめて積載し、積み降ろしを効率化する。
TESSEIの荷下ろし作業(筆者撮影)







