三井物産7年ぶり1位
大手IT企業も人気を集める
1位の三井物産をはじめ、丸紅(2位)、伊藤忠商事(3位)、三菱商事(4位)、住友商事(5位)と理系男子も総合商社がトップ5を独占した。
総合商社の理系採用人数はメーカーと比べれば多くはないが、毎年一定数の理系学生を採用している。DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速により、企業の理系採用意欲が年々高まる中で、理系出身者がその素養を生かしてどのように活躍しているのか積極的に発信。幅広い事業領域で、理系出身者の活躍舞台が多数あることが学生に浸透してきており、事業のプロデューサーとして活躍したいと考える学生も増加している。
7年ぶりに1位となった三井物産は、インターンシップを本選考プロセスに組み込み、参加インターンと初期配属の部門・職務グループを一部ひも付けて学生の志向と仕事のマッチングを進めているほか、フレックスタイム制やリモートワーク制度など、ワークスタイルの改革にも取り組んでいる。四半期ごとに100以上のポストを公開し、上司の承認なしに応募できる「人事ブリテンボード制度」をはじめ、社員の自律的なキャリア形成(挑戦・経験・学び)を後押しする仕組みも学生に好評だ。
2位の丸紅は、ソフトウエアエンジニアリング/データサイエンス領域を対象に、デジタル・イノベーション部の「短期集中就業型(有給)ウィンターインターンシップ」を開催。生成AIや数理最適化、画像処理などの最先端技術を駆使しながら、総合商社ならではのリアルビジネス課題に挑戦するプログラムを提供し、積極的に理系採用に取り組む。
3位の伊藤忠商事は、25年度新卒採用での理系比率は4人に1人。「厳しくとも働きがいのある会社」を掲げ、産業界に先駆けて導入した朝型勤務や、夜の会食は1次会まで、午後10時には終了する「110運動」など、働き方改革への先進的な取り組みも学生の好感度が高い。
不動産デベロッパーで唯一トップ10に入った森ビル(6位)は、26年3月期に営業収益、営業利益、経常利益がいずれも過去最高を更新する見込みで業績は好調。最前線で活躍する理系出身社員がイベントに登壇しリアルな現場の仕事を伝えており、学生の人気を集めた。
企業の活発なDX投資を背景に好業績を維持するIT企業は、26年3月期に5年連続最高益を更新する見通しの野村総合研究所(7位)、人気俳優を起用したCMなどで年々学生の認知が高まるSky(8位)、そして大和総研(9位)、伊藤忠テクノソリューションズ(10位)と4社がトップ10に入った。








