本当の健康ツウは知っている
歯科医が教える磨き方の「順番」
繰り返しますが、電動歯ブラシは万能ではありません。電動歯ブラシはあくまで補助的な立ち位置であり、主役は手用ブラシです。この観点から、以下の順序での歯磨きを推奨します。
【うがい】
歯の表面積は、口の中の25%しかありません。きちんとうがいをすることで、75%を占める粘膜清掃を行ないましょう。
【デンタル・フロス】
最も歯ブラシが届かない、歯と歯の間と歯周ポケットを清掃します。歯ぐきを傷つけないように使いましょう。
【ワンタフト・ブラシ】
毛先の尖った小型の歯ブラシを「ワンタフト」といいます。これで、歯の間や歯並びが悪くて磨きづらいところを清掃します。
【電動歯ブラシ】
ここまでで、細かい所の清掃は終わりました。残るは歯の表面清掃になりますが、ここは電動歯ブラシが得意な分野です。
【手用ブラシ】
最後は手用ブラシで仕上げて下さい。歯周病対策を考えるなら、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)が配合された歯磨き粉を使うといいでしょう。
ポイントは、「細かいところ」から順番に清掃することです。同じ動作でも順序を変えるだけで、清掃効果が上がります。
また、「電動歯ブラシか?手用ブラシか?」と議論すること自体がナンセンスです。最新のAIを導入しても、最後は人間がチェックして調整するのと同じです。電動歯ブラシという「ハード」を使いながらも、手用ブラシという「OS」もアップデートし続けましょう。
そして、どれほど入念にセルフケアを行なっても、歯科クリニックで専用器具を用いたプロのケアには及びません。セルフケアとプロのケアを上手に組み合わせるマネジメントが、「一生ものの歯」という大切な資産の価値を最大化するはずです。








