かつて服は、「仕立てる」ものだった
今、再びカスタマイズに戻る可能性
背景にあるのは、流通構造の変化だ。かつて地方企業が商品を広く売ろうとすれば、都市部の小売網に乗るか、大きなブランド力を持つ必要があった。だが、ECやSNS、動画の普及によって、その前提は崩れ始めているとひろゆき氏は語る。
「地方でつくったものを、ネットを通じて直接お客さんに届けたほうが、効率がいいという流れは確実に強まっているんじゃないでしょうか。地方で昔からしっかりものづくりをしてきた企業と、僕らみたいにネットを得意とする世代が組めば、かなり面白いことができるんじゃないかと思ったんです」
ひろゆき氏は、UP-Tを単なるTシャツ制作サービスで終わる存在だとは見ていない。目指しているのは、既製品を売る会社ではなく、必要な人が必要なものを自分仕様でつくれる場になることだ。
「長い間、服って自分の体型や好みに合わせて仕立ててもらうのが当たり前だった。既製品を買って着る時代が広がったのは、戦後以降だと思うんです。今はまた、ただ選ぶだけじゃなくて、自分に合わせてカスタマイズしていく時代に戻る可能性があると思っています」
既製品を選ぶだけではなく、自分で変える、自分仕様でつくる。UP-Tは、そうした需要の受け皿になろうとしている。
「今はオリジナルTシャツが主力ですけど、今後はTシャツ以外のアイテムも増えていくでしょうし、柄やデザインも“お店が決めたものを選ぶ”だけじゃなくて、自分で選んで、自分の好みに合わせて変えていくことができるようになると思うんですよね」
会見では、実際に醤油をかける実演も行われた Photo:UP-T
「絶対に染み込まないわけではないんですけど、弾いて染み込みにくい性能は確保しています」とひろゆき氏 Photo:UP-T







