疲れた女性写真はイメージです Photo:PIXTA

毎日働いているだけでも精神的にギリギリなのに、職場の人の無神経な言葉でガマンの限界を迎えた......。心に刺さったトゲを抜き、前を向くために必要な、発想の転換とは?【後編】※本稿は、心理学博士の中島美鈴『ささいなことで傷つきがちなオトナ女子の心の救急手帳』(フォレスト出版)の一部を抜粋・編集したものです。

そこで性別って関係ある?
褒め言葉に感じたモヤモヤ

Q3「女性なのにすごいね」と褒められた

 提案が通ったあと、「女性でここまでやれるなんてすごいよ」と言われた。悪気はないんだろうし、褒め言葉のつもりなのかもしれないけれど、「まだこんな見られ方をするんだ……」と虚しい気持ちに。この仕事に女性も男性も関係なくない?

A3 リアリストのすすめ

・「今どき、男女でそんな差別的な見方をするなんてがっかり」は理想主義。理想はモチベーションを上げるのにも有用だが、がっかりも生む。

・「まぁ、現実はそうなのですね」と期待せずに、ありのままの現実を見るリアリストでいれば振り回されない。

 いつの時代も「時代錯誤な人」はいるものです。年代、地域、文化の差などから、どうしても認識に違いが生まれてしまうのは仕方ありません。もちろんそれを是正していく必要はありますが、ここはまず「現状、差がありますよね」と現実を一旦見た上で、そこから関係をスタートしていくと傷つくことはなくなります。

「今どき、男女でそんな差別的な見方をするなんてがっかり」は、無意識に「男女に関する認識はだいぶ平等になってきているはず!」という理想があった証拠なのでしょう。「この人の認識はどのくらいかな」と、期待せずにありのままの現実を見ることをおすすめします。

 それでもがっかりしたら、「私ってけっこう期待過剰なんだな」「優しい口調の人だとついつい期待しちゃうのかな」と自分の見方自体を見直してみてください。