「期待」がプレッシャーに変わる
何もしなくても疲れる新しい環境下で、「『なんだこいつは』と思われないように頑張るぞ」と自分に期待して無理をしてしまうのは危険です。あるいは「前の職場は人間関係がギクシャクしていたから、今度は和気あいあいとやろう」と、新たな環境に対して期待しすぎるのもよくありません。
自分や周囲に対する「期待」は、ギャップを感じた時にしんどい思いをしたり、イライラを生んだりする原因になります。だからこそ、最初からメインキャラのように張り切りすぎてはいけないのです。
「すごい人」だと思われる必要はない
最初は「いてもいなくても分からない」くらいのモブキャラとして、マイペースに過ごすのがベストです。「言われたことはやらなきゃいけないけれど、すごいと思われる必要はない」「あ、いたんだ、くらいの認識でいいや」と思えると、とても気が楽になります。
もちろん、「仕事は楽しく、メインキャラとしてやりたい」という方もいるかもしれません。しかし、ただでさえ「新しい人が来た」と周囲から期待の目で見られ、目立ちやすい時期に、「すごい人だ」と思われてしまうと、その後もずっと無理をして「すごい人」でい続けなければならなくなります。
まずはモブキャラに徹し、少しずつ頭角を現す
一度ついてしまった「よくできる人」の印象を後から崩すのは、ものすごく勇気がいることです。それならば、最初はモブキャラに徹しておくほうがトータルとしてはずっと楽です。心身が環境に慣れ、仕事の勝手が分かってきてから、「ここなら得意かも」「これなら頑張れるかも」と、少しずつ頭角を現していけばいいのです。
もちろん、ずっとモブキャラのままでも構いません。4月はワクワクする一方で、無意識のうちに自分や他人、環境に期待しすぎて、その反動が5月に来やすい時期でもあります。張り切る気持ちをグッと抑えて、「ぼちぼちやっていこう」という姿勢で過ごしてみてくださいね。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。






