このように、ユーザーからの問いに答えるだけでなく、経営判断に必要なデータが足りなければ、それを補うための質問がAI側から発せられる。これが「相談する」モードの大きな特徴だ。まさに相談している感覚で、双方向のやり取りが可能になっている。
対策の優先順位をつけるうえで、「ばんそうAI」から2つの追加質問がなされた。ここが「ばんそうAI」からの問いに相当する部分だ 拡大画像表示
追加質問に答えたことで、明快な対策の提案が行われた 拡大画像表示
「決断する」モードで賛成派・反対派の意見を聞く
「決断する」モードは、ユーザーが十分に議論が尽くされたと判断したタイミングで利用することもできるが、「相談する」モードの質疑応答の中でAI側から切り出される場合もある。その際、AIだけに頼るのではなく人間の専門家に相談する選択肢も提示される点は、AI利用に対する不安感を払拭するうえでも有効だ。
決断しようとする内容をAIに告げると、賛成と反対の両方の立場から冷静な分析が示される。その意味で「ばんそうAI」のAIは、ユーザーの右腕として現場を把握し、決断の後押しをしたり、逆にブレーキをかけたりする「番頭」のような存在といえる。さまざまな要素を考慮したうえで、最終的に経営者が自らの責任で決断できるよう導く――それがこのAIに与えられた役割だ。
質疑応答を納得がいくまで続けることもできるが、ある程度進むと「決断する」か「専門家に相談する」かを提案される。ここでは「決断する」を選んで先に進んだ 拡大画像表示
「決断する」モードでは、賛成意見のみ・反対意見のみ・その両方の結論を見ることができる 拡大画像表示
「向こう1週間の間に打つべき対策」を決断することにしたところ、賛成派は直近で推奨されるアクションのリストを提示してきた 拡大画像表示
一方で反対派は慎重な態度を示し、回答されていない質問があるなどの情報不足も指摘した拡大画像表示
反対派が考慮すべきリスクを挙げて再考を促してきた 拡大画像表示







