さすがフランスデザイン!でもデザイナーは日本人

F:安価なクラスなのに、デザインのさりげないオシャレは「さすが」とうならされました。運転席側に「have fun」とメッセージの入った小さなタグが付いていて、助手席側は「be cool」だったり。エクステリアの横に入っている横棒のアクセントも効いています。ああいう遊び心のセンスは、「やっぱりフランス人は違うなぁ」と得心しました。

車内に小さなタグが付いていて、座席によって書いてあるメッセージが違う。それぞれ助手席(写真左上)、運転席(右上)、助手席の後ろ(左下)、運転席の後ろ(右下)のタグ車内に小さなタグが付いていて、座席によって書いてあるメッセージが違う。それぞれ助手席(写真左上)、運転席(右上)、助手席の後ろ(左下)、運転席の後ろ(右下)のタグ Photo by A.T.

中:その「遊び心」なんですが、実はあれをやったのはフランス人ではなく日本人でして。

F:え?日本人......?

中:はい。本社のデザインチームでCMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)を担当している柳澤千恵という女性デザイナーの仕事です。彼女は元々日産にいて、ルノーのフランスに出向し、現地採用されてシトロエンに移ったという経歴の持ち主です。エクステリアのカラーや、C3の特徴的なカラークリップ(取り外して自分だけの色に着せ替えできるパーツ)、そしてインパネのメッセージタグから内装のカラーリングまで、全て彼女が手掛けています。現地で二人のお子さんを育てながら、本当に現地のチームのド真ん中に入ってクルマ作りをしている、非常に華のあるバリバリの方です。近々、C3の新しいモデルを導入する予定なので、そのタイミングでもしかしたら来日するかもしれません。

柳澤千恵さんが語る、シトロエンC3のデザインの細部

F:おお!それはすごい!人材流出が止まらない某社から羽ばたいて、シトロエンで大活躍(笑)。

AD高橋:コラッッ!

F:その方にぜひインタビューしたいです。本連載担当の女性編集者も絶対に飛びつくネタですよそれ。

中:その時はぜひ。