選定基準(2):どんな時も下がらない(100点満点)
厳しい時でも下落を抑え“大負けしない”こと
「キャッシュフロー経営評価オープン[愛称:選球眼]」の最大下落率は、日本株総合部門の平均より大幅に小さいマイナス2.3%。部門内でも上位の下がりにくさで、評点は90.1点を獲得。拡大画像表示
個人投資家にとって、「上がる」ことに加えて重要なのが「下がらない」ことだ。
持っている投信の値段が大幅に下がったら、長期保有のつもりで買った投信も、手放したくなるかもしれない。しかし投資で相場の変動は付きもの。時には“○○ショック”などの急落もある。現に2026年3月から、イラン問題で世界の株式市場は大荒れとなった。
投信も、一時的な下落の覚悟は必要だ。とはいえ、不安は感じて当然。投資家としては、厳しい時でもできるだけ下がらない投信を選びたい。そこでNISA投信グランプリの選定基準2は「下がりにくさ」を評価。
具体的には、2021~2025年の5年間のうち、どこかで1年間保有した場合の最も悪い成績を抽出(月次ベース、マイナスがない場合は最も低い上昇率)。その最大下落率が小さい投信ほど高く評価する。各部門で下落率が最も小さい投信が100点、最も大きい投信が0点だ。
例えば、日本株総合部門で最優秀賞の「キャッシュフロー経営評価オープン[愛称:選球眼]」の最大下落率は、2021年9月~2022年9月の1年間でマイナス2.3%。同部門の投信の平均、マイナス11.3%に対し9ポイントも下落幅が小さい。ちなみに部門内でワーストの投信は、マイナス30.5%だった。
選定基準(3):ずっと成績優等生(100点満点)
好成績をキープする投資信託は長期保有でも安心感が高い
5年間の各年で、部門内での成績の位置を点数化。25点以下が2回以上の投資信託は表彰候補から除外する。日本株総合で最優秀賞の「キャッシュフロー経営評価オープン[愛称:選球眼]」は、最も悪かった年でも59点。他の年は80点~90点台の好成績をキープ。拡大画像表示
市場全体の急落以外でも、投信の成績は運用環境の影響を受ける。例えば、ハイテク株が強い局面・弱い局面といった変化も起きる。長期で見て上昇率が高くても、その間のアップダウンがあまりに激しいと、安心して持ち続けることができない。投資家としては、好成績をずっと維持する“優等生”であってほしい。
ZAiのNISA投信グランプリの選定基準3は、「成績の安定度」だ。評価方法は次のとおり。
まず、2021年・2022年・2023年・2024年・2025年の1年ごとに、基準価額の上昇率を算出。その成績の各部門内での順位により、0~100点で点数化する。つまり50点以上なら部門内で半分より上の成績順位、25点以下なら下位4分の1ということだ。これによって、成績にばらつきがあるのか、好成績を安定的に維持しているのかが一目でわかる。
目安として、50点以上なら部門内で良いと評価できる。一方で25点以下は明確に“悪い”成績だ。5年のうち25点以下が2回以上の投信は、“ずっと成績優等生”とはいえないため、受賞候補から除外した。運用スタイルによって相場環境などが不利に働く時もあるので、25点以下でも1回は許容している。
各年の成績を評価した後、5年分の点数を合計。部門内でさらに順位付けし、100点満点で再度点数化したものが、選定基準3「成績の安定度」となる。
計200点を配点する、「下がりにくさ」とこの「成績の安定度」は、“安心して持ち続けられるか”の評価だ。じっくり投資したい人は、これらの得点にも注目してほしい。
[2026年]受賞投資信託28本一覧
▼日本株総合部門
▼日本中小型株部門
▼米国株部門
▼世界株部門
▼新興国株部門
▼リート部門
▼フレッシャー賞
▼もっとがんばりま賞
▼(番外編)インデックス型「最安ランキング」
▼当グランプリの「選定基準」はこちら⇒https://diamond.jp/articles/-/388103
本記事は、ダイヤモンドZAi6月号の内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。





