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サブスクで音楽を聴くことが主流になった現代で、再び注目されているのがレコードだ。2025年11月には、ガールズロックバンドのチャットモンチーが活動初期から中期にかけてリリースしたアルバム4タイトルのアナログ盤を発売。すでに解散しているが、往年のファンからの予約が殺到し追加生産に至っている。なぜ、今レコードがこれほどまでに注目されているのだろうか。(清談社 穂村小麦)
2009年比で33倍!
急増するレコード生産枚数
日本レコード協会が公開している「アナログディスク生産実績」によると、2009年の生産枚数はわずか10.2万枚に過ぎなかった。しかし、その後、2020年には109.5万枚に達し、以降は急増。2021年には約190万枚、2023年には約269万枚と伸び、2025年には337.8万枚に達している。2009年比で実に33倍という驚異的な伸びだ。
「2010年頃に欧米を中心にアナログレコード市場が盛り上がっている一方で、パッケージ売り上げの割合が高い日本の音楽市場では、同時期のアナログレコードの売り上げは1%とかなり少なく、海外と比較して日本では拡がりきっていませんでした」
そう話すのは、ソニーミュージック発のアナログレコード専門レーベル『GREAT TRACKS』ディレクター、村井英樹氏だ。
「現在は、かつてレコードに親しんでいた“アナログ世代”のみならず、20代から30代の若い世代にも人気が高まりつつあります。当社でも市場の拡大を見込んで、新たな戦略を立てました」
ソニーミュージックグループでは2018年に、自社でレコードを一貫して生産できるように各種設備を導入。アナログレコードの一貫生産は約29年ぶりの試みだ。







