こうして役割を先に引き受けたり、やらなければ他の人に負担がかかる環境を整えておくと、CENは「今日はやる?やらない?」を毎回考えなくて済みます。

「やる前提の席」に座っている状態をつくるだけで、継続の負担は、ぐっと軽くなります。

継続のコツその2
やるしかない環境を整える

 CENは「どこから始める?」という選択をするだけでも、かなり疲れます。そこで「迷いが生まれない配置」を、先につくってしまいましょう。たとえば、

・PCを開くと、制作フォルダが自動で開く設定にしておく
・靴をすべてランニング・シューズにして、履けばいつでも走れるようにしておく

 やるべき行動を、生活動線や時間の流れに組み込んでしまうことで、「始めるかどうか」を考えなくて済むようになります。

継続のコツその3
やめたら損な状態にする

 僕たちの脳には、失うことを強く避けようとする「損失回避」という性質が備わっています。これを、無理のない範囲で使うのもひとつの手です。たとえば、

・「全何回」と決まっている講座やコミュニティに参加する
・あこがれの人に成果物を見てもらえる場所に身を置く

「やめたら損をする」という感覚があると、CENが意志を振り絞らなくても、行動は自然と続きやすくなります。

継続のコツその4
体が反応するスイッチをつくる

 CENが判断を始める前に、感情や身体が先に動く仕掛けをつくるのも効果的です。たとえば、

・この作業のときだけ聴く、特定の好きな音楽
・この作業のときだけ行く、特定の好きな場所

「好きなもの」を作業とセットにしておくことで、「やる/やらない」を考える前に、身体が行動に入っていきます。

 こうした環境を整えておくと、CENの負荷が減って、継続は次第に驚くほどラクになります。

三日坊主を招く
4つのワナとは?

「継続には、強い意志が必要」

 多くの人が、きっとそう考えているのではないでしょうか。

 でも、「続けなくてはいけない」と考えなくても、自然と続いてしまう環境を先に用意すれば、さほど意志の力はいらないのです。それを知っているだけでも、継続のハードルがちょっと下がりますよね。