識学大全 思考法・スキル・リーダーシップ #4

「識学」のメソッドを基に、「人の上に立つべき人」のための仕事の型になる思考法が「仕組み化」だ。シリーズ3作目『とにかく仕組み化』(ダイヤモンド社)のエッセンスを凝縮して、現在の経営者や管理職はもちろん、未来のリーダーである若手社員にも役立つメソッドを紹介しよう。特集『識学大全』(全12回)の#4では、前編として、脱カリスマが理想という識学流の組織論をお届けする。

「あなたがいないと困る」
この言葉は麻薬だ――

「あなたがいないと困る」。この言葉は麻薬です。組織の中で「替えの利かない人」は今の位置にとどまり、「歯車として機能する人」は人の上に立てる。一見、逆のようですが、これが真理です。後者の人は「仕組み化」の考えが備わっています。

「識学」では、組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どうすれば解決できるのかを明らかにしています。そのメソッドをもとに、「人の上に立つべき人」に向けて、仕事の型になるのが「仕組み化」の考え方です。経営者から中間管理職、さらには若手社員まで役立つメソッドです。

 たとえば、社内でミスが起きたとき、「なぜミスをしたのか?」と個人を責めるか、「どうすれば防げたのか?」と仕組みを責めるか。つい感情が先に出そうなときに、「とにかく仕組み化」という言葉を心の中でつぶやいてください。背景にあるルールを疑えるようになれます。

次ページでは、豊富な図解付きで『とにかく仕組み化』のエッセンスを学ぶ。会社のルール・仕組みを変えたい人は、ぜひ学んでほしい。