石丸伸二の登場に
「こんな世界線あったんだ」
恋愛リアリティショーは1999年から10年間にわたって放送されていた『あいのり』(フジテレビ)が先駆けで、近年では高校生同士の『今日、好きになりました。』(ABEMA)が若年層に人気がある。
一方、Netflixでは出演者の年齢を35歳〜60歳までに限定した『あいの里』がこれも人気でシリーズ化している。昨年はMEGUMIプロデュースのヤンキー恋リア『ラヴ上等』(Netflix)が話題となった。
傾向を見るとわかるが、恋リアも単に出演者が恋するだけではなく、独自の打ち出し方が必要となっている。そこへ来ると『恋愛病院』は、「ハイスペックなワケアリ男女」10人が2泊3日を共に過ごす、というコンセプトである。
とはいえ、単に「ワケアリ」だけでこのご時世に引きがあるはずもなく、やはりこの番組は石丸伸二出演が重要だっただろう。これはメインビジュアルや予告でもっとも大きく取り上げられているのが石丸氏であることからもわかる。
メンバーが1人ずつカメラの前に現れ、そのプロフィールが紹介される冒頭でも、石丸氏の登場は大トリだった。他のメンバーがその姿を見て「こんな世界線があるんだ」と驚く場面があり、これは予告を見た多くの視聴者も同じ気持ちであっただろう。
どのように出演をオファーし、交渉したのか。石丸氏は昨年12月にインターネットメディア「ReHacQ(リハック)」の九州支局長に就任している。ReHacQはABEMAとも番組制作で連携するなど縁があることから、何となく経緯を想像できるものはある。
これ以外のメンバーも、ABEMAらしいといえばABEMAらしい顔ぶれである。YouTubeの人気番組「令和の虎」出演者の桑田龍征(りゅうせい)や、元ミス東大の神谷明采(あさ)。このほか、男性は俳優、フリーアナウンサー、元プロサッカー選手の料理研究家。女性は経営者、シングルマザーのタレント、西東京市市議、グラビアタレントである。インフルエンサーとして認知度が高いメンバーも複数いる。
以前から面識のあった出演者同士もいたようで、メンバー紹介の場面でそれがわかる。視聴者側にも「なるほど、同じ界隈にいる人たちなのだろう」と伝わってくる。







