一方で、気がかりだったのはインド製であることのネガティブ要素があるか否か。結論から言うと、少なくとも400km強のテストでは、そういう要素はほとんど見当たらなかった。

 内装の建て付けは良好で、ビビリ音などのデッドニングも適切に行われていた。惨敗だったバレーノは、シートの縫い目がところどころ曲がっていたりしたが、eビターラは細かい箇所の仕上げもバッチリだった。内装で安っぽく感じられる部分はコストコントロール上そういう素材を選択したことによるもので、インド製だからというわけではない。

 インド車の品質確保にはいまだ少なからぬ苦労があると聞く。が、フロンクスやジムニーノマドの輸入でノウハウが蓄積されたからか、品質安定性は高まってきているように感じられた。

>>各論レビューや、乗ってわかった「直したほうがいい弱点」は『補助金で爆売れ必至のスズキ「eビターラ」、試乗で見えた「充電の弱点」とは』で解説している。

eビターラのサイドビューeビターラのサイドビュー。全長に占めるキャビンの割合が高くボンネットが短いにもかかわらず、寸詰まり感のない伸びやかなフォルムだ Photo by K.I.
eビターラの前席eビターラの前席。内装材は安普請だが、造形上の工夫や差し色の効果的な配置により、それがまったく気にならなかった Photo by K.I.
こりゃコスパ良すぎだろ…補助金127万円で266万円、スズキEV「eビターラ」の完成度が想像以上だった