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行きつけの店を持つ人は多いが、人付き合いの多い芸人がすすめる店となれば、その信頼度はぐっと高まる。2025年に人工股関節の手術を終えた空気階段・鈴木もぐらが、退院後にオズワルド畠中と行った店とは?さらに、下積み時代を支えた「安くて長居できる」チェーン店や、ネタ作りの裏側も明かされる。食に一家言あるもぐらが語り尽くす、“うまくて安い”名店の数々。※本稿は、お笑い芸人の鈴木もぐら『没頭飯』(ポプラ社)の一部を抜粋・編集したものです。
退院後はじめての会食は
オズワルド畠中とのジンギスカン
退院後、はじめて飯に誘ってくれたのがオズワルドの畠中です。畠中に誘われたときまず頭に浮かんだのがすき焼き。もともと私はああいう甘っ辛い味付けが大好きなんですね。しかも入院食の反動で、ずっと塩味と甘味を求めている状態でした。すぐに畠中にすき焼きを提案しました。
「すき焼きいいね。ジンギスカンもあるけど」
畠中にそう言われた瞬間、すき焼き一色だった私の脳に、ガッと横から猛スピードでジンギスカンが入り込んできました。すき焼きをおしのけて。もうジンギスカンしか考えられなくなっちゃいました。
畠中は北海道出身だから、自分が食いてえっていうのもあったんでしょう。その提案に、まんまとのせられちまいました。思えばこのときからもう、畠中の北海道マウントははじまっていたのです。
ふたりで行ったのは新宿西口の「だるまや」。カウンターに10席くらいしかないこぢんまりした店。畠中は一度来たことがあるらしくて自分だけ店員となかよさそうに話しています。席につくとまず生ラムと野菜のセットが自動的に2人前でてくる。絶対そこからスタートです。







