スーパー新戦争#12Photo:PIXTA

インフレに加え、原油価格の高騰によって水道・光熱費の上昇が確実となり、利益確保が一層難しくなりつつあるスーパーマーケット業界。ダイヤモンド編集部では、スーパーやGMS(総合スーパー)、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの食品小売り業態を展開している上場小売企業主要44社を対象に、「金利上昇&インフレ耐久力」ランキングを作成した。特集『スーパー新戦争』の#12では、ランキング作成で設定した三つの軸の一つである財務安全性に着目し、順位を付けた。(ダイヤモンド編集部副編集長 片田江康男、データ担当/ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

多店舗展開に欠かせない
財務安全性を44社でランキング

 多店舗展開する小売企業にとって、強固な財務基盤を保持することは、より一層重要度が増している。

 現在はインフレであらゆるコストが上昇しており、ただでさえ利益確保が難しい。自己資本比率が低かったり、稼ぐ力に対して負債が大き過ぎたりすれば、新たに資金を借り入れて出店や既存店への思い切った投資をちゅうちょしてしまうだろう。そうなれば、成長への道筋が描きづらくなる。

 では、財務安全性の高い企業はどこか。ダイヤモンド編集部では、食品を取り扱うスーパーマーケットとGMS(総合スーパー)、ドラッグストア、ディスカウントストアの中で、上場している44社を取り上げ、各社の財務指標を分析。ランキングを作成した。ランキングでは三つの軸を設定し、九つの財務指標を使用した。(本特集「【小売り44社】「金利上昇&インフレ耐久力」ランキング!セブン29位、ライフ17位、ドラッグストアが上位を席巻」参照)

 本稿では三つの軸の一つである財務安全性に着目。44社であらためてランキングを作成した。次ページでランキングを公開するが、ランキング上位には、地方の有力スーパーと、「フード&ドラッグ」でシェアを奪取しているドラッグストアが名を連ねた。