大手企業が向いている人
ベンチャーが向いている人の違い
では、大手企業とベンチャー企業、それぞれで働く魅力は何でしょうか。
大手企業で働く魅力はさまざまですが、成長と活躍イメージという観点では、プロジェクトの進め方と育成環境が特徴として挙げられます。
大手企業では、一つのプロジェクトに多くの部署が関わるため、職種ごとに業務が細分化されていることが一般的です。そのため、細分化された業務の一部を効率的に学んでいくことができ、体系的にスキルを積み上げやすい環境と言えます。
また、育成環境としては現場でのOJT制度だけでなく、各種講座や、外部講師の活用、eラーニング、ロープレなど多様な学習機会が用意されています。研修期間も長く、数カ月の研修を経て現場配属されるケースもあります。
現場では個人よりはチームで仕事を進めることが多いため、現場に配属後もすぐに独り立ちするのではなく、先輩社員の補佐として仕事の流れを把握していき、段階的に業務の幅を広げていきます。
そのため、「業務を一から丁寧に教えてもらいたい」「個人としての成長より組織への貢献がモチベーションとなる」という方にとっては、最適な環境です。
一方で、プロジェクトの関係者が多い分、仕事を進める上では多くの部署との連携が必要となり、社内調整が得意な人が活躍しやすい傾向にあります。
例えばメーカーであれば、営業が見積を算出する積算部署や生産を担う生産部署、納品を担う配送部署など、各部署の事情を調整しつつ顧客提案から納品まで進めていきます。
そのため、各個人の裁量はかなり限定的になることや、新しいアイデアが通りづらい場面も少なくありません。「業務の幅を広げたい」「貢献度が大きいことがモチベーションになる」「業務効率化など新しいアイデアを生み出すことが得意」という方にとってはモチベーションが保てず、やりがいや成長を感じにくい環境となり得ます。
キャリアパスについては、年功序列の傾向が強く、大きな成果を出し続けなくても、年齢に応じて昇給していくことが可能です。しかし、マネジメント経験を積むことができるのは早くても30代中盤以降で、40代・50代でも一般社員として勤務する方もいるため、必ずしも自動的に管理職へ昇格できるわけではありません。







