この残クレの金利は、一般的なディーラーのオートローンと同程度です。一方で、銀行のマイカーローンを利用すると利率は1~5%程度が相場であり、場合によっては1%を切ることもあります。つまり、金利分だけを考えると残クレのほうが余分な支払いが生じることになります。
設定する残価にも、ちょっとしたカラクリがあります。ボディをぶつけたり、こすったりしてキズを付けてしまった場合、想定よりクルマの状態が悪いとみなされ設定した残価より価格が低くなってしまうため、追加で費用を請求される場合があるのです。
また、走行距離も決められていて、オーバーするとこれも追加費用の対象となります。契約内容や車種によって異なりますが、1kmあたり5~10円が追加費用の相場なので、1万kmオーバーで10万円の追加費用が請求されるということです。
こうした背景には、日本は中古車査定に異常に厳しい事情が挙げられます。ほんの少し傷が付いても、査定額は下がってしまいますからね。
このため残クレを利用するとクルマをキズつけないように、走行距離をオーバーしないように常に気を遣って乗るようになり、ストレスがたまるという話をよく耳にします。逆に走行距離が短くても、キズが全くない状態であっても残価設定が上向くことにはならず、ディーラー側が有利になっています。
もちろん、改造やドレスアップは厳禁です。契約期間終了時にノーマル状態に戻せば問題はないでしょうが、工賃などを考えるとかなり出費がかさむことになります。
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