羽鳥慎一アナと吉川美代子アナ
「モーニング娘。」元メンバーの新垣里沙も

 横浜平沼高校には旧制時代に始まった「ファウスト」というダンスが伝わっている。中断していたが、創立100周年をきっかけに02年から復活し毎年、体育祭で披露されている。

 舞踊とは何かと縁が深い高校で、日本舞踏界を代表する踊り手、花柳寿南海(としなみ)が横浜第一高女の卒業生だ。1924年生まれで、04年には人間国宝になっている。18年9月に死去した。

 体操指導者の竹腰美代子もいた。テレビ体操の草分けで、香淳皇后に美容体操を教えた。

 音楽では合唱指揮者の吉田孝古麿、指揮者の手塚幸紀、ウクレレ奏者の北田朋子、若手の歌手・作詞家の三条ユリーカ、「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの新垣里沙らがOB・OGだ。

 音楽プロデューサー・音楽史家の滝井敬子、音楽社会学者で愛知県立芸術大教授の東谷(とうや)護もいる。

 落語家の5代目柳家小せんもOBだ。

 美術では日本画の荘司福、鳥山玲子、版画家の高橋幸子、写真家の北井三郎、根付彫刻師の向田陽佳、創作家具の安藤和夫らが卒業生。

 伊藤有壱はクレイアニメやCGを使うアニメーション作家だ。東京芸大大学院映像研究科アニメーション専攻教授を務めている。

 メディア、とりわけ放送界で活躍している卒業生が多い。

 日本テレビ出身で現在はフリーのアナウンサー、羽鳥慎一がOBだ。バラエティーから報道番組までこなし、男性アナウンサーの中では人気抜群だ。「好きな男性アナウンサー」の各種調査では、1、2番になることが多い。

 TBSを定年退職し、フリーアナに転じた吉川美代子がOGだ。83年に全国ネットの朝の報道番組で同局女性初のキャスターを務めた。

 NHKラジオ深夜便でおなじみのアンカー・遠藤ふき子、TBSアナだった小泉正昭、ニッポン放送元アナで「オールナイトニッポン」の初代パーソナリティーを務めた斉藤安弘もOB・OGだ。

 堀潤はNHKのアナウンサーだったが、13年に退局し、フリージャーナリストに転じた。自主映画も制作している。

 国際フォトジャーナリストの高橋邦典、日刊工業新聞社社長を務めた溝口勲夫も卒業生だ。

 小説家では、旧制高女卒の安西篤子が65年に『張少子の話』で直木賞を受賞している。93年には『黒鳥』で女流文学賞を受賞した。

 英文学者の小川高義は元東京工業大教授で、翻訳家としても活動した。『黒猫』(エドガー・アラン・ポー)、『緋文字』(ホーソーン)など多くの海外小説を翻訳出版している。

 ホラー小説を書いている若手小説家の窪依凛(くぼいりん、女性)は、08年まであった通信制で学んだ。