サナエトークン問題や今回の中傷ショート動画疑惑などで最近、高市首相を批判する論調が増えてきたが昨年首相に就任してしばらくは、メディアで高市首相の批判的な論調は不自然なほどなかった。
石破茂前首相などはヒラの議員だったときは「総理大臣になってもらいたい政治家No. 1」などとメディアからチヤホヤされていたのに、いざなったら就任直後から「食べ方が汚い」「だらしない」とボロカスだったのに、高市首相は失言などをしてもそこまで引きずらず妙に優しかった。
自画自賛動画の効果では
大手新聞社幹部や週刊誌編集長に「なんか高市さんにやたらと優しくない?」と尋ねると決まって返ってくるのが、「叩く記事はビックリするほど読まれないんだって」という釈明だ。ニュースのアクセスが稼がないと、広告媒体であるメディアの「価値」も下がってしまうので、オトナの事情で高市アゲをしていた部分も少なからずあるというのだ。
こういうメディアのビジネスモデル、そして「急所」というのは、これからSNSの世界に大量に入ってくる「悪意のあるAI群」は当然、すべて学習している。
特定のインフルエンサー、特定の記事に大量にアクセスをして大量に「いいね」をつける。メディアも営利企業なので、そのようなインフルエンサーを重宝して、そのような方向の記事をどんどん量産していく。
逆に広めたいストーリーに合致しないジャーナリストや政治家に対しては、批判的なコメントを大量に寄せる。「こんなデタラメを載せるサイトはもう見ません」。テレビでも新聞でも週刊誌でも読者や視聴者に対して「価値」のある情報を届けることを使命としているので、そのお客様が「いらない」と拒絶する情報は、当然スルーされる。
そういうメディア操作も「悪意のあるAI群」ならばお手のものだ。TikTokに政敵の中傷ショート動画を上げました、みたいな稚拙なプロパガンダがいかに前時代的でのんびりした話かわかっていただけただろうか。
SNSを見ていると、ニュースに対して寄せられるコメントの中に「勉強になるな」「へえ、いいこと言うじゃん」と溜飲が下がって、思わず「いいね」を押すものもあるだろう。
その素晴らしいコメントの多くは、もはや生身の人間によるものではないかもしれないのだ。








