これらのセグメントに対してどのような媒体でのアプローチが有効なのかを知るために、さらにメディアや広告などの接触状況もチェックしておくことにします。

 情報収集手段としてよく利用しているメディアは、平日・休日いずれの滞在者も、WEBサイト(スマホ)、テレビ、SNS、ついでYouTube・TVerなどの無料動画サービスの順となっています。広告媒体としては、テレビCM、WEB広告(アプリ・SNSを含む)、電車内・駅構内の広告の順で接触頻度が高い、という結果になっています。

図 渋谷エリア:メディア接触・広告接触(2023年3~5月、14時台)同書より転載 拡大画像表示

 こうして見てくると、休日は従来のイメージ通り“若者の遊び場”となっている渋谷の街も、平日には“おとなのビジネス街”としての顔がかなり色濃く表れていることが見て取れます。

 平日と休日とでは、街の“主役”となるセグメント層が変わっている、ということでしょう。

10代の若者が闊歩する
おばあちゃんの原宿・巣鴨

 渋谷と同様に街のキャラクターが立っている、いわゆる“ステレオタイプ”なイメージのあるエリアとして、巣鴨や新橋、秋葉原などが挙げられます。

 巣鴨はお年寄りの街、新橋はサラリーマンの代表、また秋葉原はオタクの聖地としてメディアに取り上げられることも多いですが、どこまでデータで裏付けられるのか、それぞれの街の来街者の特性を覗いてみることにしましょう。

 図6は、巣鴨・新橋・秋葉原の3つのエリアについて、直近の1年間(2024年7月~2025年6月)、日中14時台での滞在者の詳細属性分布をグラフ化したものです。

図6-1 巣鴨・新橋・秋葉原エリア:性年代・ライフステージ(2024年7月~2025年6月、14時台)同書より転載 拡大画像表示