少し前のデータになりますが、2023年3~5月に渋谷駅周辺に滞在(来訪)していたドコモ会員へのアンケート調査回答結果に基づいて、平日・休日いずれも14時台でのプロファイル情報を集計したものを図5にまとめました。

図5 渋谷エリア:性年代別・結婚有無・世帯年収(2023年3~5月、14時台)、職業・仕事内容(2023年3~5月、14時台)同書より転載 拡大画像表示

 まず性年代構成について見ておくと、平休日とも10~20代が4割以上を占めており、やはり今も“若者の街”であることに変わりはないように見えます。

 平日は30~40代男性の割合が比較的高いですが、休日は10代男女・20代女性の占有率がかなり高くなっていることが確認できます。

おとなのビジネス街に
姿を変える平日の渋谷

 ここからはもう少し細かく、デモグラフィックス特性や生活意識・価値観に関わる項目を見ていくことにします。

 基本特性である未既婚、職業、年収について、渋谷来訪者の特徴を挙げると、

・未既婚……平休日とも7割弱が未婚者
・職業、仕事内容(職種)……約半数が会社員で、特に休日は営業・販売職の割合がやや下がり、研究・開発・技術職や事務職、公務員・団体職員がやや増加
・年収……平日は会社役員・管理職の比率が高いためか1000万円以上の構成比が高いが、休日には200万~600万円未満の低・中所得者の割合がアップ

 などが特徴として見えてきます。

 次に興味・関心や趣味といった意識・価値観系の項目を見てみると、興味・関心が高い領域の順位は平休日でそれほど大きな差異はないですが、金融・資産運用やビジネス、IT・コンピュータなどは平日の方が高く、ファッション、化粧品・コスメ、インテリア・生活雑貨、料理などは休日の方が高いことが読み取れます。平日はビジネス街としての顔、休日は若者たちの遊び場としての顔、というところでしょうか。

図 渋谷エリア:興味・関心(2023年3~5月、14時台)同書より転載 拡大画像表示