これはそのまま世帯年収の構成比にも表れていて、年収600万~800万円未満を境に新橋と秋葉原で構成比が逆転しており、全体として新橋の方が平均年収が高い層が集まっているようです。
秋葉原の方が職業・職種のバリエーションがやや多いため、新橋では会社員や公務員などの“勤め人”色が強く見えている、ということかもしれません。
秋葉原はパソコンの街から
サブカルチャーの街へ
かつては電気・通信機器のメッカであった秋葉原でしたが、今や“アニメ・ゲームマニアの聖地”と呼ばれています。メイド喫茶やコスプレ文化など日本の“サブカルチャー”が体験できる場所として、外国人観光客にも大変人気の高いエリアです。
図6-3は、各エリアの滞在者の趣味をグラフ化したものです。
同書より転載 拡大画像表示
『なぜ日本人は、それを選ぶのか?データで読み解く時間とお金の使い方』(株式会社インテージ、朝日新聞出版)
デモグラフィックス特性だけでなく、興味・関心のある領域や趣味といった意識・価値観の特性にも、それぞれの街の特徴が認められます。
いちばんわかりやすかったのは秋葉原で、趣味としてゲーム・マンガ・アニメやカラオケを挙げた人の割合が3エリアのうちで最も高くなっています。
職業や仕事内容では秋葉原とそこまで大きな違いが見えなかった新橋は、映画鑑賞や旅行、スポーツ観戦、株・マネー、競馬などが秋葉原よりも高くなっており、デモグラフィックス特性だけでは見えづらかったエリア来訪者のキャラクター像がより鮮明に見えてきます。
以上、ステレオタイプとして名前の挙がることが多い3つのエリアの特性をデータで確認してみました。
「なるほど」「やはり」と思うところも多いですが、そうした感覚知をきちんと数字で押さえておくことも必要だなとあらためて感じる一方で、それぞれ街のイメージとは異なる、意外な“顔”が見えてくることもあるように思います。







