「言わなくてもわかるだろう」は
上司の一方的な言い分
人はやはり「見てもらえている」「認められている」感覚があることで、「これが自分の仕事だ」と思えるものです。
『部下の心を動かすリーダーがやっていること』(アスコム、上林周平著、税込1760円)拡大画像表示
ささいなことですが、部下からの報告メールを見て、特に問題もなかったからといって勝手に自分のなかでだけ「了解」してしまうことはないでしょうか?
いちいちほめそやしたり無理して盛り上げたりする必要はありませんが、応答しなければ関係は築かれません。
言わなくてもわかるだろうというのは、共感のない上司の一方的な言い分です。あまりにも雑な扱いに思われると部下の主体性は失われていきます。
これらの構造は、実は昔からあったものですが、最近、特に顕著になっている背景には「情報過多」と「選択肢の増加」があります。
SNSやウェブを通じて、他社や他者の価値観・働き方・成功事例などを日常的に目にするようになりました。その結果、「自分はこのままでいいのか?」「もっと良いやり方があるのでは?」という比較が常に生まれています。
そんな中で、“与えられた仕事”にただ従うだけでは納得できず、仕事との関係性を自ら選び取ろうとする動きが強くなっているのです。その上で、選んだ理由を語れる自分でありたいとも思っています。
だからこそ「自分なりの意味づけ」や「共感できる物語」が重要になってきていると感じます。







