ハイデイ日高創業者の神田正会長 Photo by Teppei Hori
首都圏を中心に約470店舗を展開するハイデイ日高。2026年2月期通期決算では、売り上げ・利益ともに過去最高を更新するなど絶好調だ。5坪のラーメン店からスタートし、多くの従業員を抱える上場企業へと成長させる過程で、神田会長は「これだけはやってはいけない」というリーダーの行動を数多く目の当たりにしてきた。部下は、上司の「能力」ではなく「人間性」を見ている。組織を腐らせ、優秀な人材を流出させる「最悪の行動」とは何か。(取材・構成/小倉健一)
絶好調の裏にある
「関東集中」戦略
昨年7月に実施したアルコール飲料の値引きフェアなども非常にうまくいき、客単価が5%上がり、客数も6%増えるという、本当にありがたい状況で、おかげさまで、お客様が来てくれています。
当社は今、中華料理チェーン店でいうと売り上げで2番手なんです。1位は「餃子の王将」さん。私たちの後には「幸楽苑」「バーミヤン」など強力なライバルたちが控えています。
その規模でありながら、出店は関東1都6県に集中されています。私は慌てて全国展開なんてしないのです。よく「なぜ関西や九州に出さないのか」と聞かれますが、物流の問題がありますし、まずはじっくりと関東で地盤を固める。東京、埼玉、神奈川、千葉。このあたりを、物流の効率を考えながら、じわじわと攻めているのです。
逆に言えば、まだ関東以外にまるごと「伸びしろ」が残っているということですから、楽しみは多いです。海外にまだ出店しないのも、まだ日本でいくらでも出せるからです。しかし、会社がいくら大きくなっても、それを支える「人」がしっかりしていなければ、いつか必ず倒れてしまう。私はそう思っています。
店に一歩入った瞬間に
すべてが分かる
私は、よく店舗を回るのですが、その店の「品格」を見れば、その店のリーダーである店長のレベルがすべて分かります。
店に一歩入った瞬間に、すべてが分かってしまうのです。







